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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2013/08/15

三田POレポート 新人の体験記(4か月目)

今回は、アートプロジェクトの構想や開催に向け、スキルを学ぶ実践型講座「アートプロジェクトを456(仕込む)※」についてご紹介します。

東京アートポイント計画では、アートプログラム(共催団体がまちなかで実施するアートプロジェクト)とリサーチプログラム(Tokyo Art Research Lab)の二つを行いながら、双方を連携させ、フィードバッグをおこないながら事業展開をしています。
本講座は「アートプログラム」として実施されている「TERATOTERA」内での企画の実践をめざし、アートプロジェクトを企画から実践までのスキルを学ぶ講座となっています。各内容に合わせて専門家の方が招かれ、企画の構想、ブラッシュアップ、文章、デザイン、広報などのスキルを、プランをもとにしながら行っていきます。コーディネーターはTERATOTERAのディレクターである小川希さんです。

6月から始まり、現在4回の講座が行われました。
現在は、自身が実施したい企画書を持ち寄り、小川さんをはじめ受講生全員でのディスカッションを行いながら企画のブラッシュアップを行っています。受講生の大半は、アートプロジェクト未経験者。自分の企画に、どのような要素があれば、アートプロジェクトとして成立しうるのか、問題点を洗い出し、企画を修正するという作業をしています。

「アートプロジェクトを456(仕込む)」は前述したように、アートプロジェクトのつくりかたを、つくりながら学ぶ講座です。料理教室のように、初めにつくりかたが書かれたレシピをもらい、レシピ通りにすればアートプロジェクトができあがるというわけではありません。そのためアートプロジェクトとして成立するような企画としてブラッシュアップを進めるのは、なかなか大変な作業です。
しかし、講座の回数を重ねるうち、ディスカッションの中から、レシピに近いキーワードはいくつか上がってきています。

キーワードの一つはアートプロジェクトの特色である、まちなかでひらくということ。
それはただ単純に会場が、まちなかであればよいということではなく、そこに多様な人が関わることができなければ、まちなかでの実施意義は見えず、自分自身のプライベートなことと捉えられてしまいます。
では、どのようにすれば、プロジェクトをひらくことができるのか。単純なことですが、まずは自分自身だけではなく皆が興味を持ち、多くの人が足を運んでくれそうな企画をたてます。アイデアの発端は自分自身の興味関心であっても、アイデアを企画に仕立てていく過程で、より多くの人と共有できる企画としていくことが重要な点となります。例えば、自分の母親だったらその企画に参加するかな、と想定してみると良いそうです。

このようなキーワードを自身の企画にフィードバックさせ、ブラッシュアップさせていくわけですが、実際にすべての企画を実施できるわけではありません。次回以降は、各自が持ち寄った企画を絞りこむ作業が始まります。

講座は全19回。まだまだ始まったばかりです。どのように企画が動いていくのか、講座の様子は文プロ通信、Tokyo Art Research Labのwebサイトでレポートしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

※『アートプロジェクトを456』は、過去3年間にわたり実施された基礎知識を学ぶための講座『アートプロジェクトの0123(オイッチニーサン)』のアドバンス版にあたります。『アートプロジェクトの0123(オイッチニーサン)』については、全20回のゼミの成果として9名のゲストとの対話を中心に収録した成果物がありますので、こちらからご覧ください。

東京アートポイント計画プログラムオフィサー 三田真由美

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