“もりりゅう”のアー(ッ)ト驚く、ためになる通信
アーツカウンシル東京 企画室広報調整担当課長、森隆一郎がアーツカウンシル東京の事業やアートにまつわる様々な現場を訪ね、「アー(ッ)ト」驚いたポイントやこれはためになるな、と感じたことなどを記してゆきます。あぁ、世代がわかりますよね。アーっと驚くタメゴロウ…
2014/04/17
“もりりゅう”のアー(ッ)ト驚く、ためになる通信その1 「六本木アー(ッ)トナイト?」
こんにちは。
東京文化発信プロジェクト室広報の森隆一郎(もりりゅういちろう)です。
当室には、「姓は森」業界の先輩、森司(もりつかさ)さんがいるので、
私はいつもフルネームで名乗っているんですが、自分の名前がこれまた長いので、
森司さんにならって2文字で森隆(もりりゅう)と名乗らせてもらいます。
さて、今年度から、不定期にこのブログで、現場に足を運んでアー(ッ)ト驚いたことやこれはためになるな、と感じたことなどを記してゆきます。
ブログのタイトルは「“もりりゅう”のアー(ッ)ト驚く、ためになる通信」
あぁ、世代がわかりますよね。アーっと驚くタメゴロウ…
気を取り直して。
先週末4/12(土)に、六本木アートナイトのメインプログラムのひとつ
六本木パレード《ふわりたい ながれたい つなぎたい》
のリハーサルにお邪魔してきました。
大事ですよね、ストレッチ。(写真:鈴木穣蔵)
この日は「ゲネプロ」(ドイツ語で総稽古を意味するゲネラルプローベの略)
と呼ばれる、衣裳を着けて本番通りに進行するリハーサル。
通常のゲネプロは劇場のステージで照明などもすべて本番通りに行うのですが、
このパレードは街なかや道路がステージですから、そこは本番通りというわけにもいかず、
芋洗い坂の途中にある六本木中学校体育館をお借りして行いました。
道路の長さを確保できないので、コの字型に折れてリハーサル。(写真:鈴木穣蔵)
この六本木パレード《ふわりたい ながれたい つなぎたい》は、
ダンサー・振付家の伊藤キムさんの監修で、
地元六本木の方や一般公募による参加者、
日本女子体育大学の学生たちによるダンスパフォーマンスを取り入れた
総勢130名!の大パレード。
こちらが伊藤キムさん。当日はホットドッグ片手に、していないはず…
パレードの行程は…
4月19日(土)(各時刻は予定です)
18:00~18:15 六本木ヒルズアリーナで「出発パフォーマンス」
19:00~19:25 「街なか巡行」六本木ヒルズ~六本木交差点~東京ミッドタウン
19:40~19:50 東京ミッドタウン キャノピー・スクエア、
19:55~20:05 東京ミッドタウン ガレリアでパフォーマンス。
20:30~20:50 星条旗通りで「ラストパフォーマンス」
21:05~21:15 国立新美術館で「特別編」を披露。
ということで、六本木の街なかを大胆に巡ってゆきます。
写真は、参加者全員が登場する星条旗通りでの「ラストパフォーマンス」リハーサルの様子です。
なんだかワクワクしてきませんか?(写真:3点とも鈴木穣蔵)
衣裳は今年の六本木アートナイトで六本木交差点の時計塔デコレーションも手掛け、
国立新美術館と六本木ヒルズアリーナにも作品を展示する吉田一郎さんが手がけています。
衣裳の模様は参加者が各々、自らのカラダの動きをイメージしてパッチワークを施しました
(西尾美也さんの《カラダひとつプロジェクト》とも連動しているんです!)。
さらに、本番では頭の上にヒトガタの光るオブジェをつけてダンスします。
…つまり、頭の上のヒト、衣裳の中のヒト、そして自分自身の3人が
ひとりのカラダでコラボレーションするという仕掛けです。
これが頭上で光るヒトガタのオブジェ(写真:鈴木穣蔵)
音楽は作曲家の川瀬浩介さんが、このパレードのために書き下ろした曲。
「手」「指」「腕」「肘」
「足」「脛」「膝」「股」「首」「肩」「胸」「背」「おしり」
などなど身体のパーツを楽しく動かしていくとダンスになっているという、
とてもシンプルかつ楽しい曲。
秘かに某局「みんなのう○」(…伏字の意味なしですね 笑) への進出も狙っているとかいないとか…
途中、体操パートもあるのですが、そのナレーションを行う千田美智子さんの衣裳は六本木のホステスさんをイメージしているそうです(笑)
(写真:鈴木穣蔵)
六本木がノンストップでアートに彩られる二日間。
六本木アートナイトは、他にもさまざまなプログラムがてんこ盛りです。
当日会場や街なかで配布される公式ガイドブックを手に入れて、思いっきり楽しんでください!
このガイドブック、各エリア参加店舗の営業時間も書いてあって便利なんです。
さらにガイドブックを提示すると割引になるお店もありますよ!
パレードを引っ張るプロのダンサーさんたちに、決めポーズ!いただきました♪ (写真:鈴木穣蔵)
【 今回のアー(ッ)ト驚きポイント 】
この「決めポーズ」写真の撮影をした時、
自分のシャツのボタンがずれたまま留められていたのをダンサーさんに指摘されたこと。
「六本木的なオシャレですか? それとも…」と。
間抜けな自分に驚きました…(え?そこ!?)
いやいや、
今回のアー(ッ)ト驚きポイントは一般参加のダンサーさんたちそれぞれの「なりきりぶり」です。
皆さん、プロも顔負けの表情やポーズを決めていて、とてもすがすがしい気持ちになりました。
130人のダンスパレード、皆さんにも、ぜひ目撃してほしい!
六本木アートナイト
http://www.roppongiartnight.com/2014/