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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

文化の力・東京会議2012

東京都および東京文化発信プロジェクト室では、平成24年秋に開催予定の東京クリエイティブ・ウィークス期間中、10月19日(金)-10月20日(土)に国際会議「文化の力・東京会議」を昨年に引き続き開催します。
このブログでは、10月20日に開催される「文化の力・東京会議」の本会議に先立ち、10月19日に開催予定の分科会の事前準備会についてレポートします。

2012/09/04

国際会議「文化の力・東京会議」 第三分科会 準備会 第一回(7月25日)レポート

7月25日、「文化の力・東京会議」第三分科会の初準備会が行われれました。分科会準備会では、10月19日の分科会に先立ち、議題をじっくりと検討して課題を浮き彫りにし、より充実した分科会および10月20日の本会議へつなげるための準備をします。

第三分科会「芸術文化を通して築く国際ネットワーク」のテーマは以下の通りです。

「多 くの国々で既存のシステムを揺るがすような変革が起きている現在において、問題解決に向けて考え、行動する国際ネットワークを構築することの重要性を議論 する。ネットワークはお互いの状況を知り、具体的な情報を発信、獲得、さらには共通の課題解決や、国内・国際的に政策提言(アドボカシー)を行うことも可 能であり、今後益々その重要性を増す。特に、舞台芸術界での動向を例にその可能性を探る。」

本日の議題
・持続可能な開かれたネットワークを作るためにはどうしたらよいか
・モビリティの実態とは
・アジアや中東と連携してネットワークづくりするための方法とは
・舞台芸術を通して考察するネットワーク形成とは

主な出席者
・モデレーターの久野敦子氏(セゾン文化財団)
・丸岡ひろみ氏(PARC-国際舞台芸術交流センター)
・加藤種男氏(東京都歴史文化財団)
・東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室関係者
・国際交流基金関係者 

まずは、東京文化発信プロジェクト室での活動や、参加者の自己紹介からスタート。今回集まった皆様のこれまでの活動などをご紹介いただきました。

山口「文化の力・東京会議ディレクターの山口です。東京文化発信プロジェクト室では、ネットワーキング事業として二つの事業を行っています。この国際会議 「文化の力・東京会議」と、「国際招聘プログラム」です。特に国際会議では、一つの国に限定された問題を討議するというより、様々な国の事例を見て論じさ らには政策提言につながるような議論にしていきたいと考えています。この第三分科会では国際ネットワークについて議論します。」

今回の準備会では、舞台芸術を例にあげて議論を展開する予定ですが、実際に人が移動することが必要となるジャンルであるからこそ、求められる国際ネットワークとは何かについて語る必要があると明らかにされました。

特に指摘されたのは、ネットワーク作りが一過性のものになりがちであるという問題点。

丸 岡「丸岡ひろみと申します。国際舞台芸術交流センター、通称PARCというNPOを運営しています。「国際的なネットワーク」が主題のこの会に呼んでいた だいたのは、舞台芸術の中でも特に同時代の舞台芸術に関する国際ネットワークを主眼としたプラットフォームである、国際舞台芸術ミーティングin横浜とい う事業の事務局をやらせていただいているからでしょうか。この催事は、通称TPAMと言い、国内の関係者が450人くらい、海外の関係者が200人くらい 毎年集まって、舞台芸術に関するミーティングと、日本を中心とした舞台作品やアーティストの活動の紹介の場です。

また、TPAMと併設す る形で、ヨーロッパを中心とした舞台芸術のネットワーク・ミーティングであるIETMのサテライト・ミーティングを2回、それから発展したアジアの舞台芸 術制作者のネットワークの会議や、アジアを中心としたアーティスト・イン・レジデンスに関する国際会議を開催しました。

国際会議分科会担当

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