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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

行ってみた!!

美術、音楽、演劇、伝統文化、地域アートプロジェクトなど幅広いジャンルでプログラムを展開する東京文化発信プロジェクト。そこでは様々な出来事が起こり、多くの人々が関わっています。 外部ライターの吉岡が文プロの現場を見て歩き、聞いてレポートするシリーズ「今日は○▲□▼に行ってみた!」

2014/05/01

アートプロジェクトの「ふるまい」をデジタルアーカイブ化する実証実験が始まります!

東京アートポイント計画では、アートプロジェクトにおける日々のマネジメントをデジタルアーカイブ化する実証実験を、事業の共催団体を対象に始めます。システム開発を担う須之内元洋さん(札幌市立大学)を招き、一回目の説明会が4月21日(月)に東京文化発信プロジェクトROOM302で行われました。

本実証実験は、アートプロジェクトで起きるあらゆるモノ・コトを残していこうと始まりました。
現場では、イベント当日だけではなく日々様々なことが起きていますが、これらは見えづらく伝わりづらく、記録にも残らないんですよね。

例えば、アーティストが滞在制作にやってきたとき、プロジェクトの現場で事務局は様々な動きをしています。普段外部には見えづらい彼らの「ふるまい」をアーカイブし共有することで、もしかすると同じような活動をしている全国各地のアートプロジェクトの事務局にとって役に立つ情報になるかも——。

想定するのは、写真や動画、音声といった記録のほか、チラシやメモ、会計資料などの書類。データには、様々なメタデータをつけ管理できるので大量データをスムーズに検索できるようになるほか、一覧性が向上するというメリットがあります。

本プロジェクトは、「Resouce Space」というウェブベースのソフトウェアを活用して行うもの。このソフトウェアは、ドキュメントや画像などの資料を管理するために作られたもので、デジタル化されたデータであれば映像や音声データなども一元管理することができます。オープンソースなので、公開されているコードを元に目的に合わせて自ら開発を行うことができるほか、ブログやウェブサイト制作で近年利用されている「WordPress」と連携することで、それぞれのデータが持つ記録日時や場所などのメタデータを使って、閲覧方法をカスタマイズすることができます。

「(情報の)分類や整理の仕方を考え、データベースにいれていくプロセスを作っていくことに意味があるよう感じた」とは須之内さんが、昨年度実証実験を行った日比野克彦さんの「明後日朝顔プロジェクト」を振り返り語ったことば。今後アートプロジェクトのマネジメント現場において様々な成果が期待されます。

【事例紹介】

◆日比野克彦さんが2003年に越後妻有アートトリエンナーレにおいて新潟・莇平(あざみひら)で始めた「明後日朝顔プロジェクト」を対象に実施。過去11年間に集まった約35,000点の写真やドキュメントをデジタルアーカイヴしました。

導入プロセスの概要を冊子で紹介しています。

◆福岡・太宰府で毎年行われている五十嵐靖晃さんのアートプロジェクト「くすかき」を現在記録中。
(今後アーカイブサイトを公開予定)

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