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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

ACT取材ノート

東京都内各所でアーツカウンシル東京が展開する美術、音楽、演劇、伝統文化、地域アートプロジェクトなど様々なプログラムを外部ライターが取材し、現場の様子をお届けする取材日記です。

2020/02/12

15日間のアートと映像のフェスティバル、第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」開幕!

2020年2月7日(金)から2月23日(日・祝)まで、15日間にわたって開催される恵比寿映像祭。

今回のテーマは「時間を想像する」。映像作品の上映やアート作品の展示、ラウンジトーク&セッションやシンポジウム、ライブイベントなどさまざまなプログラムを通して、一方向に進む時計の針とはちょっと違う“時間”を考えます。

2月6日(木)、取材チームはそのプレスプレビューに参加してきました。
東京都写真美術館を中心に、恵比寿の街を舞台にした映像祭の様子をダイジェストでお届けします!

東京都写真美術館

1Fのホールでは開催期間中、国内外の実験映画やドキュメンタリー、アニメーションなどの映像作品が上映されます。
ラインアップはベン・リヴァースや小森はるか+瀬尾夏美、遠藤麻衣子、アナ・ヴァスなど。1回のみの上映だったり、ジャパンプレミアとなる作品が多いのでお見逃しなく!
さらに、監督やゲストを招いたトークが行われる上映回もあります。

3F・2F・B1Fの展示室では、「時間」について思考を巡らせる作品が展示されています。
写真を使った作品やインスタレーションなど、映像作品にかぎらない多彩な作品を体感しました。


時里充《見た目カウント トレーニング #3 エクササイズ》
“もも上げ”のエクササイズの回数を、モニターの前に設置されたカウンターが延々とカウントしていく作品。モニターの中の人はときどき入れ替わります。


ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ《移動の自由》


エキソニモ《Click and Hold》


minim++《Tool’s Life ~道具の隠れた正体》
机の上に置かれた身近な道具に触れると、影が動き出してその“正体”があらわに。


メルス・ファン・ズトフェン《光速》


真鍋博《時間》関連資料展示の様子


スタン・ダグラス《ドッペルゲンガー》
量子もつれという、理論物理学の現象を題材にした映像作品。惑星間のテレポーテーション実験から帰還した主人公を描きます。スクリーンの一方ともう一方を見くらべてみると……。


岩井俊雄《マシュマロモニター》
オブジェの内蔵カメラでとらえた映像が、少し遅れてモニターに映し出される。時空間が歪む感覚になる


多和田有希《Family Ritual 2》ほか展示風景
作家本人やその家族が撮りためた写真を焼き切り、レイヤー状に重ね合わせてコラージュ。写真そのものだけでなく、内包する“時間”が絡み合って循環するようです。


アンナ・リドラー《モザイク・ウィルス》


三原聡一郎《8分17秒》
タイトルの「8分17秒」は、太陽光が地球に届く時間。砂時計は不規則に動き、中にあるコンポスティングによってつくられた「土」は、落ちきることはありません。


シュウゾウ・アヅチ・ガリバー《De-time #30》ほか展示風景


シュウゾウ・アヅチ・ガリバー《I am also quantum》 (Tokyo version – moving image)


木村友紀《MPEG-4 H.264 Reflecting in Sizes》


ベン・リヴァース《いま、ついに!》


ナム・ファヨン《半島の舞姫》


グラダ・キロンバ《イリュージョンズ(幻想)第2章―オイディプス》


小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/四つの旅のうた》

日仏会館

東京都写真美術館からほど近い日仏会館。2Fギャラリーでは高谷史郎さんの新作が公開されています。


高谷史郎 新作委嘱作品《Toposcan/Tokyo》
走査線のようなグラフィックがうごめきながら移動し、徐々に現れてくる風景。同時に、モニター上に時間が定着されていきます。

日仏会館では、さらに1Fホールで1964年の東京パラリンピック記録映像を題材にしたシンポジウムも開催されます。

恵比寿ガーデンプレイス

センター広場に屋外ドームが出現! 花火の物語を360度全方位から見上げる映像プログラム「ハナビリウム」が上映されます。


《ハナビリウム》外観

ドームの中は想像よりも広く、360度のスクリーンに包まれたような感覚になります。
打ち上げ音とともに、スクリーンいっぱいに映し出される花火。ふだんは見ることのできない真下からの花火は、美しくたくましい姿でした。


《ハナビリウム》©️丸玉屋
ドーム内には椅子のほかビーズクッションも用意されており、寝転びながら観ることができます。


《ハナビリウム》©️丸玉屋

プレスツアーのレポートはここまで。
ほかにも、近隣の文化施設やギャラリーと連携して展示やイベントを開催するなど、恵比寿の街全体が盛り上がる15日間となります。
また、同時期開催のアートとメディアのイベントとのフェスティバル連携企画として、ザ・ガーデンルームでライブ・イベント行なうほか、ハッシュタグキャンペーンやスペシャルトークセッションを実施します。
展示を回遊するのもよし、ホールで映像作品をじっくり鑑賞するのもよし。それぞれのセレクトで恵比寿映像祭を楽しんでみてください。


第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」

  • 会期:2020年2月7日(金)~2月23日(日・祝)10:00~20:00(最終日は18:00まで)
    ※2月10日(月)・17日(月)は休館
  • 会場:東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所 ほか
  • 主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館・アーツカウンシル東京、日本経済新聞社
  • イベントページ:https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/events/39537/

撮影:鈴木穣蔵
取材・文:平林理奈

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