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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

Art Support Tohoku-Tokyo

Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)は、東京都がアーツカウンシル東京と共催し、岩手県、宮城県、福島県のアートNPO等の団体やコーディネーターと連携し、地域の多様な文化環境の復興を支援しています。現場レポートやコラム、イベント情報など本事業の取り組みをお届けします。

2020/08/07

東日本大震災から「10年目の手記」募集しています(第2回締切8/16、最終締切1/22)。

東日本大震災にまつわる「忘れられない」「忘れたくない」「覚えていたい」出来事を綴った手記を募集しています。手記は「10年目をきくラジオ モノノーク」での朗読やウェブサイト『Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2021』にてご紹介します。震災を体験した人も、少し遠いと感じている人も、いまの想いを書いてみませんか?

字数は1,200字以内。どなたでもご応募いただけます。応募詳細は以下のリンク先をご確認ください。

Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2021「10年目の手記」
詳細はこちら

特別選考委員には民話採訪者/みやぎ民話の会の小野和子さんをお迎えし、「10年目の手記」プロジェクトメンバーの瀬尾夏美(アーティスト/一般社団法人NOOK)、中村大地(作家、演出家/屋根裏ハイツ主宰)、高森順子(社会心理学者/阪神大震災を記録しつづける会)が手記を読ませていただきます。

(左上)小野和子、(右上)瀬尾夏美、(左下)中村大地、(右下)、高森順子

今回は特別選考委員とプロジェクトメンバーからのメッセージをご紹介します。

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特別選考委員

■小野和子(民話採訪者/みやぎ民話の会)

1969年から宮城県を中心に東北の村々へ民話を求めて訪ね歩く民話採訪を一人で始める。1975年に「みやぎ民話の会」を設立し、現在は同会顧問。現在も民話採訪の旅を続けている。近著「あいたくて ききたくて 旅にでる」(PUMPQUAKS)。

応募者へのメッセージ
東日本大震災から10年が経ち、あちらこちらで「復興」の槌音が響いています。
変わっていく故郷を見つめながら、被災した友が「なんだか、もう一度、故郷を失ったみたい」と呟きました。時間が経って、故郷が新しく生まれ変っていくとき、かつてそこに在った人々が暮らしていた姿や、そこでのあなたの小さな思い出、そんなことをふと書いてみませんか。そんな言葉が溜まっていく時、故郷は、もう一度、ほんとうに蘇るのではないでしょうか。あなたの心にある言葉を待っています。

「10年目の手記」プロジェクトメンバー

■瀬尾夏美(アーティスト/一般社団法人NOOK)

土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。震災後、陸前高田で3年間暮らしたのち、現在は仙台を拠点に作品制作を行う。著書に「あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる」(晶文社)。

応募者へのメッセージ
自らの手で書くことでしか、あらわれてこない言葉があります。それは、人づてに書かれることを繰り返しても、筆者が書くことを諦めてしまっても、この世にあらわれることがありません。たとえば生活の中にあった小さな気づきも葛藤も、その人自身が大切に思うかぎり、とても価値があります。あなたの中にも、そういった言葉があるはずです。だから、書いてみてほしいのです。
「10年目の手記」は、あなた自身がその言葉に出会うひとつの機会になると思います。わたしも、その言葉にとても出会いたいです。

■中村大地(作家、演出家/屋根裏ハイツ主宰)

人が生き抜くために必要な「役立つ演劇」を志向する。大学在学中、仙台で劇団「屋根裏ハイツ」を旗揚げ。近作『ここは出口ではない』で第2回人間座「田畑実戯曲賞」を受賞。「利賀演劇人コンクール2019」ではチェーホフ『桜の園』を上演し、観客賞受賞、優秀演出家賞一席となる。

応募者へのメッセージ
いただいた手記のうちの一つを、毎月のラジオで朗読させていただきます。私は演出を担当し、誰が読むかは、その文章にあわせて考えるつもりです。みなさんがふと書き留めようと思ったことや、語っても語り尽くせなかったことを、勝手ながらお預かりして、誰かに声にしてもらう。私はその継ぎ目のような役割です。とても緊張しますが、同時にこんなに光栄な機会はないなと思っています。たくさんの手記をお待ちしています。

■高森順子(社会心理学者/阪神大震災を記録しつづける会)

愛知淑徳大学助教。専門はグループ・ダイナミックス。2010年より阪神・淡路大震災の手記集制作を行う「阪神大震災を記録しつづける会」事務局長。被災体験の分有の場の創出に関するアクションリサーチを継続している。

応募者へのメッセージ
私は1995年に発災した阪神・淡路大震災の被災体験を綴る人びとと活動を続けています。 彼ら彼女らは、かつての自分が書いたことを忘れてしまっているとしばしば口にします。そして、かつての自分が書いた手記を読み返すたび「こんなことがあったのか」「こんな風に思っていたのか」と新たな発見があると言います。 あなたの体験を読者が待っています。そして、未来のあなたが待っています。ぜひ、手記執筆にチャレンジしてください。お待ちしています。
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募集の最終締切は2021年1月22日(金)です。募集期間中にいただいた手記は数回の〆切を設定し、随時選考と公開を行います(8月16日、9月6日、10月25日、11月29日、1月22日を予定)。

みなさまから多数のご応募をお待ちしております。

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