アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 開催終了

東京芸術文化相談サポートセンター
プレオープンイベント

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京は、アーティスト等の持続的な活動をサポートし、新たな活動につなげていく「東京芸術文化相談サポートセンター」を2023年10月に総合オープンする予定です。それに先立ち、6月27日(火)にプレオープンイベントをオンラインで開催します。
プレオープンイベントでは、「東京芸術文化相談サポートセンター」についての紹介のほか、様々な立場で芸術文化創造の担い手のための相談や支援を行っている方々や専門家を招いて、アーティストの持続的な活動をテーマとした座談会と、特別企画 会計・税務講座「インボイス制度」を実施します。さらに、サポートセンター設立に賛同いただいた、いきものがかりの水野良樹さんからのビデオメッセージも公開します。また、総合オープンに向けて、サポートセンターで今後実施を予定している事業についてもイベント時に発表します。

*オンラインライブ配信での開催です。
*イベント終了後には、会計・税務講座のアーカイブ配信を予定しています(7月中旬頃公開予定)。
*手話通訳、文字支援を予定しています。

イベント内容

アーツカウンシル東京 機構長 青柳正規 挨拶

座談会「アーティストの持続的な活動を目指して」
様々な立場で芸術文化創造の担い手のための相談や支援を行っている方々や専門家が一堂に会し、これまでの振り返り、業界の現状、今後のサポートの役割やあり方、課題やニーズについて意見交換を行います。
[ビデオメッセージ]
水野良樹(いきものがかり、HIROBA)
[登壇者]
クリスティーナなずな(Naz Chris、一般社団法人JDDA理事)
佐藤華名子(公益社団法人企業メセナ協議会 プログラム・オフィサー)
長谷川新(インディペンデントキュレーター、相談所SNZメンバー)
山内真理(公認会計士・税理士、Arts and Law理事)
山川陸(アーティスト、相談所SNZメンバー)
山本麻友美(京都芸術センター副館長、京都市文化政策コーディネーター)
[モデレーター]
大塚千枝(アーツカウンシル東京 活動支援部 相談・サポート課長)

特別企画 会計・税務講座「インボイス制度」
サポートセンターの総合オープンに先立ち、スクール事業をスタートします。
第1弾は2023年10月から導入されるインボイス制度について、最新の概説及びアーティストや芸術文化の実務者にとって必要な知識や準備について学んでいきます。
講師:山内真理(公認会計士・税理士、Arts and Law理事)

ご挨拶|アーツカウンシル東京 機構長 青柳正規

皆さん、こんにちは。アーツカウンシル東京機構長の青柳正規でございます。本日は、「東京芸術文化相談サポートセンター」プレオープンイベントの開催にあたり、主催者の一人として一言ご挨拶申し上げます。
アーツカウンシル東京は、文化都市東京の創造力、発信力の向上を目的に、2012年に東京都歴史文化財団内に設置されました。行政機関と芸術文化団体やアーティストの間に立つ中間支援組織として、これまでも助成事業、人材育成事業などを展開し、東京都の芸術文化活動を様々な形でサポートしてまいりました。
設立から11年となる今年の10月には、これまでの実績をふまえ、東京都内のアーティストや芸術文化の担い手へさらに充実したサポートを提供すると同時に現場の声をきかせていただくため、東京都とともに、「東京芸術文化相談サポートセンター」を開設する予定です。
芸術文化は、先史以前から人類に欠かせない活動であり、人々が生きていく上でなくてはならない必要なものでもあります。また、人々の創造性や表現力を豊かにするだけでなく、人々の心のつながりや相互理解を促し、お互いが尊重しあい、多様性と包摂性を認め合う社会にも大きく貢献しております。近年のコロナ禍において多くのイベントや活動が中止されたことによって、芸術文化の必要性があらためて認識されたのではないでしょうか。
その一方で、このような芸術文化を生み出すアーティストや担い手の中には、フリーランスや小規模団体で活動している方が多く、書面によらない不明確な契約やハラスメントなど、様々な課題が顕在化していると聞いております。
「東京芸術文化相談サポートセンター」は、こうした方々が課題について相談し、有益な知識や情報を得られる場所になりたいと考えています。そして創造の現場からの生きた情報をセンターにもたらして欲しいと思います。そのために、ウェブサイトで一元的な情報提供を行い、法務、会計・税務、福祉などの様々な専門家とも連携し、東京都のもつ相談窓口等のリソースを活用してまいります。また、アーティストからのお悩みや困りごとに対応するだけでなく、アーティストご自身の新たな活動を後押しして、東京の創造力や発信力を高めていく存在になっていければと考えております。
本日は、このサポートセンターのプレオープンイベントとして、座談会と講座を開催いたします。座談会には、様々な立場でアーティストや芸術文化団体の相談や支援を行っている方々をお迎えし、アーティストの持続的な活動をテーマに、お話しいただきます。後半の講座では、10月から始まるインボイス制度について、その概要や基礎知識などを解説いただきます。
10月の総合オープンにむけて、本日のイベントが有意義な場となり、多くのアーティストや芸術文化の担い手の皆様へ「東京芸術文化相談サポートセンター」について関心をもっていただける機会となることを願っております。
今後とも皆様のご理解・ご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

アーカイブ動画|水野良樹さん(いきものがかり)からメッセージ

【動画公開期間:2023年10月31日(火)まで】※公開終了しました。

アーカイブ動画|座談会「アーティストの持続的な活動を目指して」

【動画公開期間:2023年10月31日(火)まで】※公開終了しました。

アーカイブ動画|特別企画 会計・税務講座「インボイス制度」

【動画公開期間:2023年9月29日(金)まで】
【アーカイブ動画視聴期限:2024年3月29日(金)17:00まで】 ※公開期間を延長しました(2023.09.14更新)
※公開終了しました。

ゲストプロフィール(敬称略)

[ビデオメッセージ]

水野良樹(みずの・よしき|いきものがかり)
1982年生まれ。神奈川県出身。
1999年にいきものがかりを結成し、2006年に「SAKURA」でメジャーデビュー。
作詞作曲を担当した代表曲に「ありがとう」「YELL」「じょいふる」「風が吹いている」など。
グループ活動と並行して、ソングライターとして国内外を問わず様々なアーティストに楽曲提供を行う。
主宰プロジェクト「HIROBA」にて、多ジャンルのゲストと様々なコラボレーション作品を創作。
2022年には清志まれの筆名で小説家デビューを果たした。

[登壇者]

クリスティーナなずな(Naz Chris、一般社団法人JDDA理事)
DJ、MC、ソーシャル・メディア・イベント・番組イノベーター。
青年期は、競技に打ち込むアスリート人生を送る。オリンピック新種目として注目される「ブレイキン」の世界からシーンでの活動を開始。その後、DJ、セレクター、MC、作家として活動、世界8都市でパフォーマンスを披露するなど活動の幅を世界に広げる。近年は、東京のライブ・エンターテインメントやナイトタイムエコノミーの再生と発展のためのソーシャル・イノベーションにも取り組む。「TOKYO DANCE MUSIC WEEK」ファウンダー。J-WAVE「TOKYO M.A.A.D SPIN」ナビゲーター。公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会会員。


佐藤華名子(さとう・かなこ|公益社団法人企業メセナ協議会 プログラム・オフィサー)
2006年よりアシスタントとして公益社団法人企業メセナ協議会に勤務。現在、プログラム・オフィサーとして広報、助成事業・コーディネート事業(ネットTAM運営事務局)を担当。助成事業では芸術文化活動等への民間寄付を税制面から促進する「助成認定制度」や東日本大震災をきっかけに設立した「GBFund(芸術文化による災害復興支援ファンド)」、寄付者の意志をかたちにする「社会創造アーツファンド」の運営を担当。また月1回の助成相談日を開催し、制度利用における資金調達の相談に対応。

 撮影:黑田菜月
長谷川新(はせがわ・あらた|インディペンデントキュレーター、相談所SNZメンバー)
1988年生まれ。近年の企画に「αM Project 2020-2021 約束の凝集」(2020-21)、反戦展「SUM_MER_2022」「SP_RING_2023」(2022-23)など。現在、TOKYO ART BEATで「イザナギと呼ばれた時代の美術」を連載中。ジュリア・ブライアン=ウィルソン著『アートワーカーズ(仮)』を共同翻訳・出版準備中。


山内真理(やまうち・まり|公認会計士・税理士、Arts and Law理事)
公認会計士山内真理事務所/株式会社THNKアドバイザリー代表、GMOペパボ株式会社 社外取締役、文化庁文化審議会文化経済部会 基盤・制度ワーキンググループ 専門委員、一般財団法人さいとう・たかを劇画文化財団 評議員、東京芸術祭 監事ほか。

 撮影:黑田菜月
山川陸(やまかわ・りく|アーティスト、相談所SNZメンバー)
Transfield Studio 共同主宰/一級建築士事務所山川陸設計。
様々な形式により、集団で共に考える状況の設計に取り組む。2013年東京藝術大学美術学部建築科卒業。近作に、土地と人の折り合いの歴史から都市を見直すツアーパフォーマンス『三度、参る』(2020)『Lines and Around Lines』(2022)。ほか、ラーニング・コレクティブ「RAU(都市と芸術の応答体)」プログラムマネージャー、作品鑑賞を通じて福祉施設を考える「劇場をつくるラボ」ディレクターなど。


山本麻友美(やまもと・まゆみ|京都芸術センター副館長、京都市文化政策コーディネーター)
2000年の開館当初から、京都芸術センターにて国際共同プロジェクトや展覧会等、若手芸術家の育成、支援を目的とした多様な事業に携わる。京都芸術センターチーフプログラムディレクター(2016-21)、京都市文化芸術総合相談窓口(KACCO)ディレクター(2020-21)等を経て現職。2022年からアーティストの創造性や社会的役割を最大限発揮するための活動KYOTO INTERCHANGEを開始。「新しい文化政策プロジェクト」プロジェクトメンバー。

参加費・受講料

無料

申込方法

Peatixからお申込ください。
(事前にアカウント登録が必要です)

お申込先URL
https://20230627preevent.peatix.com

申込期間
2023年6月2日(金)~6月20日(火)
2023年6月2日(金)~6月25日(日)
※申込期間を延長しました

※お預かりした個人情報は、公益財団法人東京都歴史文化財団プライバシーポリシーに基づき、本事業に関するご案内のみに使用し、適切に管理します。
※やむを得ない理由により、プログラム内容に変更が生じる場合がございます。

お問い合わせ

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
活動支援部 相談・サポート課
TEL:03-6256-9237(平日10:00~18:00)
E-mail:soudan@artscouncil-tokyo.jp

開催場所

オンラインライブ配信

クレジット

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

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