新設助成プログラム「東京芸術文化鑑賞サポート助成」開始のお知らせ
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京では、東京都とともに、誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現をめざしています。実演団体・芸術団体等においては、アクセシビリティ向上に取り組むにあたり、資金やノウハウ等の不足など、さまざまな課題に直面している現状があります。
そこで、芸術文化がもたらす感動を誰もが共有できる都市・東京を創出するために、鑑賞者・参加者を対象とするアクセシビリティ向上を目的とした取組に対して、150万円を上限として費用の実費を助成します。
ここでの鑑賞サポートとは公演や展覧会の鑑賞体験、イベントやプログラムの参加体験を豊かにするための環境整備のことで、誰もが芸術文化の鑑賞に参加・申し込みしやすくする、作品・上演等を鑑賞しやすくするためのサポートとしています。
なお、本助成事業は、助成金による支援を東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」による講座受講や相談対応等の支援と連動して提供します。芸術文化事業の実施団体等においては、本事業を通じて、芸術文化へのアクセシビリティに対する理解促進やノウハウ等の蓄積、担い手の育成等を図られることを期待します。
●2024年度 東京芸術文化鑑賞サポート助成
東京都内の芸術団体、民間の劇場・アートスペース、民間企業、中間支援組織、実行委員会などを対象に、鑑賞者・参加者の芸術文化へのアクセシビリティ向上を目的とした取組を支援します。
■支援内容
鑑賞サポートにかかる費用について、150万円を上限として、実費を支援します。(助成率10/10)
例えば、手話通訳関連経費、バリアフリー日本語字幕、音声認識アプリの活用を含めたリアルタイム字幕、音声案内、コミュニケーション支援となるアプリ開発等、点字サイン、点字パンフレット、タブレット等バリアフリー対応機器レンタル費、専門スタッフ・アドバイザー費等です。
また、同伴者(手話通訳者やガイドヘルパー等)が鑑賞・参加するために要した経費や、対象事業における鑑賞サポートにかかわるスタッフの研修なども対象とします。スロープの設置など施設整備に関する費用は対象経費となりません。
なお、外国人のお客様等への多言語対応は、それのみでの申請では対象経費となりませんのでご留意の上、他の鑑賞サポートと組み合わせてご申請ください。
■申請期間
申請は2024年5月31日(金)より随時受け付けます。
事業開始3か月前の月末までに申請を完了してください。ただし、2024年7月16日から8月31日までに開始する事業については、2024年6月30日までに申請を完了してください。
なお、本助成事業は助成金交付決定額の総額が予算の上限に達した時点で募集を終了します。
■申請方法
申請書類はオンラインで提出していただきます。申請を行う団体は、特設ウェブサイトより手続きを行ってください。
プレスリリース(PDF):
誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現をめざして 新設助成プログラム「東京芸術文化鑑賞サポート助成」開始 2024年5月31日(金)より受付
プログラムの詳細は、下記ウェブページより公募ガイドラインをご覧ください。
2024年度 東京芸術文化鑑賞サポート助成 ウェブページ
[お問い合わせ]
アーツカウンシル東京 活動支援部助成課 支援デザイン担当
TEL:03-6256-8433 E-mail:ks-josei@artscouncil-tokyo.jp