アーツカウンシル東京の事業紹介

  • 開催終了

平成28年度
アーツアカデミー
実演とお話による
伝統芸能パースペクティヴ<第4回>

次代の芸術表現を創造するアーティストと制作を支える人々のための

実演とお話による
伝統芸能パースペクティヴ<第4回>
振動する「空」/凝縮する「無」

―尺八、書道、能における「間」の奥義をさぐる―

「伝統芸能パースペクティヴ」は、日本の芸能のなかに脈々と息づく、時代やジャンルをこえた日本文化の核心を探るシリーズ企画です。伝統文化・芸能の世界で新たな道を切り開いている実践者を迎えて、実演とお話で構成します。

さまざまな表現領域で活動している若手の芸術家・制作者・文化事業担当者の方に日本の伝統文化の核心的な価値に触れていただき、そこから将来の新しいクリエーションにつながるヒントを発見するためのイベントです。

シリーズ第4回は、日本の文化に特徴的な余白・空間・無など、外見上は「無いもの」のなかに充実した意味を込める作法に注目して、虚無僧尺八、能楽、書道における「間(ま)」の工夫を入り口に、西洋芸術とは異なる芸の極意に迫ります。表現内容を説明し尽くさず、あえて情報を制限し、受け手側の感性と想像力に委ねる――その狙いはどこにあるのか? 目には見えないけれども作動している<振動する「空」>に直に触れ、何もない所に気が充足する<凝縮する「無」>のメカニズムを考えながら、現代にもつながる伝統の種子を探り、世界へ発信する創造的価値について見つめ直します。

記録動画

プログラム

【1】講座

◇尺八の奏法に見る「間」の工夫 = 松本宏平
◇コミ(込み)――能を支える内面と呼吸 = 幸信吾+安田登
◇余白と留白 = 鈴木猛利

【2】座談

◇幸信吾、鈴木猛利、松本宏平、安田登、船曳建夫[進行]

【3】パフォーマンス

◇独調「鉢木」「屋島」 = 安田登、幸信吾
◇尺八と書道によるパフォーマンス = 松本宏平、鈴木猛利

※プログラムは変更になる場合がございます。

入場無料[要予約/定員150名(応募多数の場合は抽選)]

参加対象

演劇・舞踊・音楽等、さまざまな表現領域で活動している若手の芸術家・制作者・文化事業担当者の他、何らかのかたちで芸術活動に関わっている方。

参加条件

参加確定後に主催者が依頼するアンケート(2、3項目)への回答。(公演終了後1週間以内にEメールでご返信ください)

【申込締切:2016年11月4日(金)12:00まで

→募集は締め切りました

※応募多数の場合は、抽選で150名の方を当選といたします。
※申込方法は下記をご覧ください。
※お申し込みいただいた方全員に、結果を11月8日(火)にメールにてお知らせします。

出演

幸信吾[幸流小鼓方能楽師]
鈴木猛利[書家]
松本宏平[尺八演奏家]
安田登[下掛宝生流ワキ方能楽師]
船曳建夫[文化人類学/東京大学名誉教授]
※出演者は変更になる場合がございます。

予約・お問い合わせ

予約

E-mail:perspective4[at]momo-company.jp
※送信先アドレスの[at]を@に変えてください。
※件名を<第4回予約>とし、本文に
 (1)参加希望者の氏名とフリガナ
 (2)連絡先電話番号
 (3)職業(専門分野、所属、肩書き等)
 (4)年齢
 (5)今回の内容について特に興味を持った点(応募動機)
 (6)参加条件の承諾(「イベント参加後、アンケートに返信します」と記載)
 以上(1)から(6)をご記入ください。
※申し込みは、ご本人様1名となります。
※お寄せいただいた個人情報は厳重に管理し、本事業の運営および案内にのみ使用いたします。

※当日の参加が確定した方には、アンケート内容(2、3項目)をメールでご連絡します。イベント終了後、自由記述の上、返信をお願いします。なおアンケート内容は個人名を伏せたかたちでアーツカウンシル東京のウェブサイト等で公表する場合がありますのであらかじめご了承ください。

お問い合わせ

「伝統芸能パースペクティヴ」事務局
TEL:050-5309-4081(受付時間:平日11:00~17:00)

お願いと注意事項

  • 万一キャンセルされる場合は必ず事前に電話かメールでご連絡ください。定員数が限られておりますのでご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 当日は、主催者による写真・映像・音声の収録を行い、これらの内容は後日インターネット上での公開を予定しております。観客の皆様の画像が一部映り込む場合もありますのであらかじめご了承ください。

出演者プロフィール

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幸信吾(こう しんご)
1957年東京生まれ。幸流小鼓方能楽師。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。1988年、幸正影(故人、幸流小鼓十七世宗家)の養子となる。能楽協会、および日本能楽会会員(重要無形文化財総合指定)。養父に師事。披演曲は「道成寺」、「翁」、「鷺」、「姨捨」など。鳴瀧会(めいろうかい)を主催し、各地で愛好者に小鼓を指導。外国公演も多数。

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鈴木猛利(すずき もうり)
1984年東京墨田区生まれ。書家の曽祖父の影響もあり、5歳から書に親しむ。大東文化大学文学部書道学科卒業。大学在学中に漢字の本場である中国・西安に渡り、漢字の研究に力を注ぐ。在学中に日本で最大の書道の公益法人である毎日書道展にて最高賞である毎日賞を2年連続受賞。ミラノ万博ジャパンサローネに出展。近年はイタリア、ポルトガル、インドネシア、トルコ、中国、フィリピンなど、世界各国で書道交流を行う。

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松本宏平(まつもと こうへい)
1980年生まれ。大阪府出身。石川利光に師事。NHK邦楽技能者育成会修了。全国邦楽コンクールにおいて最優秀賞・文部科学大臣奨励賞を受賞。名もなき虚無僧たちの残した古典尺八曲を軸としながらジャンルにとらわれないボーダレスな活動を展開する。テレビやラジオの録音・放送も多数。教授活動にも力を注ぎ、松本宏平尺八教室を主宰する他、松原市主催尺八教室講師、首都大学東京非常勤講師を歴任。

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安田登(やすだ のぼる)
1956年生まれ。下掛宝生流(しもがかりほうしょうりゅう)ワキ方能楽師。舞台のかたわら、学生や子供たちと能や朗読、群読の公演、ワークショップを行う。『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」主宰。甲骨文など古代文字の研究も行う。著書に、『身体感覚で「論語」を読みなおす。-古代中国の文字から』[春秋社]、『本当はこんなに面白い「おくのほそ道」』[実業之日本社]、『あわいの力―「心の時代」の次を生きる』[ミシマ社]、『異界を旅する能 ワキという存在』[ちくま文庫]ほか。現在、古代メソポタミアの神話「イナンナの冥界下り」を、能楽を軸にシュメール語で上演するプロジェクトを進行中。

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船曳建夫(ふなびき たけお)
1948年生まれ。文化人類学者。東京大学名誉教授。東京大学教養学部教養学科卒業、ケンブリッジ大学大学院社会人類学博士課程修了(Ph.D)。メラネシア(バヌアツ、パプアニューギニア)、ポリネシア(ハワイ、タヒチ)、日本(山形県)、東アジア(中国、韓国)でフィールドワークを行う。関心は、身体における自然性と文化性、儀礼と演劇の表現と仕組みなど。編著書に、『知の技法』[東京大学出版会]、『「日本人論」再考』[NHK出版/講談社学術文庫]、『旅する知』[海竜社]、『歌舞伎見物』[海竜社](近刊)ほか。

アクセス

ワテラスコモンホールのウェブサイトはこちら

開催場所

ワテラスコモンホール(東京都千代田区神田淡路町2-101)
※最寄駅はJR「御茶ノ水」駅徒歩約3分/東京メトロ「新御茶ノ水」駅徒歩約2分/東京メトロ「淡路町」駅徒歩約2分/都営地下鉄新宿線「小川町」駅徒歩約2分

チラシ

クレジット

主催
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
企画監修
安田登