アーツカウンシル東京の事業

平成25年度
アーツアカデミー

アーツカウンシル東京では、若手制作者や研究者に、当助成プログラム(東京芸術文化創造発信助成)の調査員を委嘱する「アーツアカデミー事業」を、平成24年度から実施しています。アーツアカデミーは調査業務と研修会を通じて、東京都の文化政策や助成制度、芸術文化活動の評価のあり方について知見を深め、公的機関等で活躍する人材を育成することを目的とした事業です。

通年、7名の調査員が、助成対象の公演・展示や今後申請の可能性のある芸術団体の活動を実地調査し、レポートしています(平成24年度は400本程度の調査レポートが提出されました)。また月2回開催される研修会では、ゲスト講師やカウンシルメンバー、調査員がディスカッションを行い、芸術文化の意義や価値を共に考え、問題意識を共有し、評価のための多角的な視点を学んでいます。特に、アーツアカデミーには専門分野も職種も異なる人材が集まっているため、分野ごとに異なる状況や共通する課題を知ることができる貴重な場となっています。

最終的には、研修の成果として、新たな助成プログラム案や支援策を企画立案する予定です。また、演習として東京都のフェスティバル事業の調査にも取り組み、視野を広げています。

<参考:平成24年度フェスティバル調査研究 報告書>

これから、研修会の様子やゲスト講師によるレクチャーの抄録などを随時レポートしていく予定です。ぜひご注目いただければ幸いです。

平成25年度のアーツアカデミー調査員は、以下のメンバーです(カッコ内、主な担当分野)。
・稲村太郎(美術・映像)
・小山文加(音楽)
・斎藤努(演劇)
・戸舘正史(音楽・演劇・美術・映像)
・野村政之(演劇)
・林立騎(演劇・伝統芸能)
・中川歩美(舞踊)

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