アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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東京プロジェクトスタディ2|アートプロジェクトの現場から外国ルーツの若者の支援について考える

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • 講座・シンポジウム

これから求められる活動や取り組みとは?

日本に暮らす外国ルーツの若者の人材育成に取り組む海老原周子さん(一般社団法人kuriya・代表理事)をナビゲーターに迎え、外国ルーツの若者たちを取り巻く現状や課題を紐解きながら、これからの社会で必要とされる支援や活動の在り方とアートプロジェクトの可能性について探ります。
海老原さんは、アートワークショップやアートプロジェクト、高校生の中退予防やキャリア支援、さらには政策提言や環境整備など、外国ルーツの若者の多様性を尊重し、さまざまな可能性を広げるための多角的な活動を展開されてきました。本スタディでは、10年以上にわたる海老原さんの活動からみえてきたこと、そして次の10年に向けて取り組むべきことについてまとめた『外国ルーツの若者と歩んだ10年』(海老原周子著、Tokyo Art Research Lab、2020年度発行)を参照しつつ、これからについて考えます。
さらには、移民の若者を対象とした映像ワークショップにソーシャルワーカーも参加するなど、福祉的な側面にも配慮する香港アートセンターの事例や、支援の現場に関わるアーティストの活動、一般社団法人kuriyaの活動に参加した若者の経験にふれながら、日本国内で実践するためのヒントをみつけることを目指します。

活動キーワード

・ナビゲーターとゲストによるプレゼンテーションや対談

外国ルーツの若者/『移民』/社会課題に応答するアプローチ(担い手の育成、包括的支援、制度・仕組みづくりなど)

対象

・外国ルーツの若者やこどもたちのための支援や活動に関わっている方、これから関わろうとしている方
・文化事業関係者、教育関係者、社会貢献活動に携わる方々など

定員

25名程度

参加費

一般5,000円、学生3,500円

※第1回、第5回はライブ配信。
※第2回~第4回は、収録動画を配信期間中にご視聴いただくかたちとなります。英語で実施し、日本語字幕付きの動画を配信します。その際の質問やコメントはアンケートフォームにて募集し、後日ナビゲーターより回答予定です。

スケジュール

2021年11月26日(金)20:00~21:30|第1回 アートプロジェクトの現場からみえてきた状況と課題
・多文化共生を目指し取り組んだアートプロジェクトの実践について
・アートプロジェクトをとおしてみえてきた課題やさまざまな障壁とは?
・海老原さんの初期のアートプロジェクト活動やその後の変遷を知る三富章恵さん(NPO法人アーツセンターあきた 事務局長)を聞き手に、海老原さんのこれまでの取り組みをたどります。
2021年12月10日(金)|第2回 アートプロジェクトの可能性とその限界
・アートプロジェクトの現場で直面した課題とどのように向き合い、動いてきたのか
・香港アートセンターの取り組みから得た課題解決へのヒントとは?
・ゲストTo Yee-lok Tobeさん(香港アートセンター・マネージャー)とナビゲーターとの対談をとおして、これからについて考えます。
※英語で実施。日本語字幕付き動画(約90分)を配信。
※2022年2月25日(金)まで視聴可能
2021年12月24日(金)|第3回 社会包摂の学びの場~担い手を育てる~
・kuriyaの活動にユーススタッフとして参加していたAvinash Ghaleさん(デザイナー、プログラマー)をゲストに迎え、当事者の視点から考えます。
・当事者にとって何が必要とされているのか(アートは必要なのか?)
・アートプロジェクトの経験をとおして得たこととは?
・外国ルーツの若者たちのための活動や取り組みにおいて今後求められる担い手とは?
※英語で実施。日本語字幕付き動画(約90分)を配信。
※2022年2月25日(金)まで視聴可能
2022年1月28日(金)|第4回 アーティストと共につくる
・アーティストと共に展開したアートプロジェクトの紹介
・アーティスト、カルチャーワーカーとして活動するOkui Lalaさんをゲストに迎え、外国ルーツの若者たちとの活動における、アーティストとの協働や、アーティストの関わり方について考えます。
※英語で実施。日本語字幕付き動画(約90分)を配信。
※2022年2月25日(金)まで視聴可能
2022年2月25日(金)20:00~21:30|第5回 政策提言からアートプロジェクトの現場へ
・現場からみえてきた課題と、現場レベルでの解決を通じて、さらにみえてきた制度的な壁とは?
・政策提言の取り組みの紹介
・アートプロジェクトだからできることとは?
・スタディで展開された対話をふりかえりつつ、これから求められる活動、アプローチ、仕組みづくりなどについて考えます。

申込方法

下記フォームからお申し込みください。
一般の方はこちら
学生の方はこちら

申込締切
2021年11月19日(金)17:00
※お申し込み後、主催者より詳細の連絡をメールでお送りいたしますので、ご確認ください。
※スタディの資料として冊子『外国ルーツの若者と歩んだ10年』をお送りします。

※日程、内容は変更となる場合があります。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施します。
※各回、記録撮影を行います。当事業の運営・広報に使用される場合がありますので、予めご了承ください。

ナビゲーター

海老原周子(一般社団法人kuriya代表、通訳)

運営(コーディネート)
桑原優希(一般社団法人kuriya理事)

運営(記録)
西内亜都子(コピーライター、編集者)

スタディマネージャー
坂本有理(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー/「思考と技術と対話の学校」校長 )

お問い合わせ

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
事業推進室事業調整課事業調整係 TARL事務局
TEL:03-6256-8435(平日10:00~18:00)
E-mail:tarl@artscouncil-tokyo.jp

開催場所

オンライン

クレジット

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京