アーツカウンシル東京の事業

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「創作と上演を積み重ねて見えてくる作品の成熟とは 〜ダンス・カンパニー ニブロールのアジアでの挑戦〜」

東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】活動報告会 第4回

アーツカウンシル東京では平成25(2013)年度より長期間の活動に対して最長3年間助成するプログラム「東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】を実施しています。この度、助成対象活動報告会の第4回として、平成25(2013)年度より3年間助成したニブロールの活動をご紹介します。
振付家・矢内原美邦を中心に、様々な分野で活躍するアーティストが集結し、コンテンポラリーダンスに新たな価値観をもたらしてきたダンス・カンパニー ニブロール。平成27(2015)年に初演した「リアルリアリティ」のクリエーションにあたり、平成25(2013)年度より3年間に渡り東京芸術文化創造発信助成の長期助成を受け、和歌山・愛知・東京でクリエーションワークショップを行い、各地の要素を取り入れて創作、上演。その後、国内・アジアツアーを実施しました。現地のアーティストとの対話やコラボレーションを経た各地での上演を積み重ねて「リアルリアリティ」がどのように熟成されていったのか?「リアルリアリティ」での出会いがその後どのように展開していったのか?主宰の矢内原美邦さん、映像作家の高橋啓祐さん、音楽家のSKANK/スカンクさんと3年間の活動を振り返りながら、各地でのクリエーションの様子や成果、その後の展開などについてお話を伺います。

概要

東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】活動報告会
第4回:ニブロール(平成25年度採択事業:3年間)

Nibroll(ニブロール)
1997年結成。振付家・矢内原美邦を中心に、映像作家・高橋啓祐、音楽家・SKANK/スカンクなど様々な分野で活動するメンバーが集まり舞台作品を創作・発表するダンスカンパニー。劇場のみならず、美術館や野外でのパフォーマンスのほか、映像や美術など様々な視点からも身体表現の可能性を追求している。森美術館MAMコンテンポラリー賞トラベル賞(2004年)や、『Romeo OR Juliet』にて日本ダンスフォーラム大賞(2009年)受賞。東京・横浜を主な活動拠点としながら欧米やアジアなどでも作品を発表し活動の幅を広げている。

参考
RealReality digest Nibroll 2015

振付:矢内原美邦
出演:小山衣美/石垣文子/鶴見未穂子/森井淳/堀江善弘/Agus Margiyanto (from Indonesia)/đào thụy thúy vân (from Vietnam)/渡邊智美/田辺舞/清水彩加/竹内桃子/藤本茂寿
映像:高橋啓祐
音楽:SKANK/スカンク
美術:カミイケタクヤ

プログラム内容

18:45 開場
19:00 長期助成プログラム及び対象活動の紹介
19:05 【第1部】活動概要の紹介と自己評価・分析(ニブロールによるプレゼンテーション)

  • 活動を実施するに至った経緯・理由・動機など
  • 活動概要(3年間の活動の流れ、1年目、2年目、3年目に取り組んだことなど)
  • 活動過程での変化・変遷など

19:45 休憩 
19:55 【第2部】長期助成によって実現できたこと、感じた課題/長期プロジェクトならではの工夫や困難など(インタビュー形式)
20:35 質疑応答
21:00 終了

スピーカー(報告者)
矢内原美邦(振付家・演出家・劇作家、ニブロール主宰)
高橋啓祐(映像作家)
SKANK/スカンク(音楽家)

司会進行
司会進行:北川陽子(企画助成課 演劇・舞踊分野担当シニア・プログラムオフィサー)

報告者プロフィール

矢内原美邦
1997年ダンスカンパニー Nibrollを、2005年に演劇カンパニー ミクニヤナイハラプロジェクトを結成、両カンパニーの主宰を務める。ダンス・演劇の両分野において高い評価を獲得し、海外公演を多数実施。国内外のアーティストとのコラボレーションを積極的に行うほか、2015年文化庁文化交流使に任命され東南アジア6カ国をリサーチするなど、近年はアジアでの活動を拡大している。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻 准教授。


高橋啓祐
Nibrollでは設立時より映像ディレクターを務める一方、映像作家としてイタリアなど海外での個展を始め、瀬戸内国際芸術祭(16年)、インドネシア・ジャカルタビエンナーレ(17年)など国際展にも作品を出品。「第9回文化庁メディア芸術祭」(05年)審査委員会推薦優秀作品受賞等。


SKANK/スカンク
音楽家。2005年よりNibrollに参加。音楽家や他ジャンルのアーティストとも積極的にセッションしており、国内外の多くの身体表現の舞台に楽曲の提供、演奏、出演をしている。近年では映画音楽を担当するほか、個展を開催。2018年にはチェンマイのギャラリーとMAIIAM現代美術館が連動する個展とパフォーマンスを制作するなど、活動の幅を広げている。

※内容は変更になる場合があります。予めご了承ください。

定員

50名(事前申込制)

料金

無料

申込方法

E-mail(forum-grant@artscouncil-tokyo.jp)にご氏名/ご所属・職業/人数/連絡可能な電話番号/E-mailアドレス/手話通訳の要否を明記の上、お申込みください。

申込締切
2018年6月14日(木)17:00まで。
※手話通訳をご希望の方は、6月8日(金)17:00までにお申し込みください。
※お寄せいただいた個人情報は厳重に保管し、本事業及びご案内のみ使用いたします。

お問い合わせ

アーツカウンシル東京 企画室 企画助成課
TEL:03-6256-8431(10:00~18:00 土日祝日を除く)
E-mail:forum-grant@artscouncil-tokyo.jp

開催場所

アーツカウンシル東京 大会議室(東京都千代田区九段北4丁目1-28 九段ファーストプレイス8階)

クレジット

主催
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

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