アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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ディスカッション1|どこまでが「公」? どこまでが「私」?

4つの対話シリーズ

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • 講座・シンポジウム

まちを使い、楽しむ暮らしをつくる

日常生活のなかで、「公」的な場所と「私」的な場所は、対比関係にあるものとしてとらえがちです。しかし、「公=みんなのもの・場所」としてとらえてみると、「公」とは、一人ひとりの「私」が重なり合い、立ち上がっていくものとして考えることができます。「公」と「私」をどのように認識するかによって、まちでの生活や個人のふるまいを妨げたり、逆に広げたりすることにもつながるのではないでしょうか。

今回のディスカッションでは、まちでの一人ひとりの行動や視点に変化を促すことで、都市の印象や公共空間に対する気づきにつなげようとするmi-ri meter、ブラジルのグラフィテイロに関するフィールドワークを通じて「街は誰のもの」という問いを持ち、文化人類学的アプローチから「公共性」を考える制作活動に取り組む阿部航太さん、二組のゲストをお招きし、「公」と「私」との関係性について意識的になりながら取り組む実践やリサーチについてお伺いします。

「公」と「私」の境界性とは何か。また、公共的な空間と自分との間に、居心地の良い距離感をつくるために必要な思考や身体性とは、どのようなものがあるのでしょうか。ゲストの思考と実践から、そのヒントを探ります。

ゲスト

mi-ri meter[宮口明子、笠置秀紀](アーティスト/建築家)
2000年に宮口明子と笠置秀紀によって活動開始。
建築、アートプロジェクト、フィールドワークなど、小さな視点と横断的な戦術で都市空間や公共空間に取り組む。日常を丹念に観察し、空間と社会の様々な規範を解きほぐしながら、一人ひとりが都市に関われる「視点」や「空間」を提示している。2014年に株式会社小さな都市計画を設立。近作に「URBANING_U」「清澄白河現在資料館」がある。小さな都市計画では「アーツ前橋 交流スペース 」「DOUGENZAKA URBAN GARDEN」「SHINJUKU STREET SEATS」など公共空間に関わるプロジェクトを多く手がけている。

阿部航太(デザイナー/文化人類学専攻)
1986年生まれ、埼玉県出身。2009年ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校卒業後、廣村デザイン事務所入社。2018年同社退社後、「デザイン・文化人類学」を指針にフリーランスとして活動をはじめる。2018年10月から2019年3月までブラジル・サンパウロに滞在し、現地のストリートカルチャーに関する複数のプロジェクトを実施。帰国後、阿部航太事務所を開設し、同年にストリートイノベーションチームTrash Talk Clubに参画。アーティストとデザイナーによる本のインディペンデントレーベルKite所属。

モデレーター:上地里佳(アーツカウンシル東京プログラムオフィサー)

対象

アートプロジェクトにこれから関わりたいと思っている方、新たなプロジェクトのためのヒントを得たいと思っている方

参加費

無料

定員

25名(事前申込制/先着順)

申込方法

こちらの申込フォームよりお申し込みください。

申込締切
2020年1月28日(火)18:00まで

※締切日前に定員に達した場合、受付を終了します。
※定員まで余裕がある場合に限り、当日参加を受け付けます。
※お預かりした個人情報は、本事業の運営及びお知らせのみに使用します。

お問い合わせ

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
事業推進室事業調整課事業調整係
TEL:03-6256-8435(平日10:00~18:00)
E-mail:tarl@artscouncil-tokyo.jp

開催場所

アーツカウンシル東京ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302[3331 Arts Chiyoda 3F])

チラシ

クレジット

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京